紀子殿下、石川入りされる
きょう献血運動推進全国大会に
秋篠宮妃紀子殿下は10日、金沢市で翌11日に開かれる第55回献血運動推進全国大会出席のため、東京・羽田発の民間機で石川県入りされた。
同大会は、皇太子夫妻時代の天皇、皇后両陛下が出席してこられた七つの主要地方行事の一つ。代替わりに伴う公務の整理により、日本赤十字社の名誉副総裁を務める紀子さまが単独で引き継がれることになった。
紀子さまは同日午後、能美市にある県立九谷焼技術研修所を訪れ、研修生による九谷焼制作の様子を視察された。
紀子さまはろくろを使った成形や絵付けなどを見学。研修生に「自分の作りたいものができるようになりましたか」などと声を掛けられていた。
続いて訪れた金沢市の県文化財保存修復工房では、びょうぶ絵などの修復作業を見て回られた。出発の際は集まった地元の人々に近寄り、赤ちゃんを連れた母親らと笑顔で言葉を交わされた。