「交流深めたい」 秋篠宮殿下御夫妻訪欧、27日から
秋篠宮殿下御夫妻は21日午後、27日からのポーランド、フィンランド公式訪問を前に、赤坂御用地内にある赤坂東邸で記者会見された。秋篠宮殿下は「一つ一つの訪問を大切に考え、訪れる国の人たちとの交流を深めることができれば」と抱負を語られた。
延期されたままになっている長女眞子さまの結婚について、秋篠宮殿下は「娘から話を聞いておりませんので、どのように今なっているのか、私は分かりません」と述べるにとどめた。
御夫妻は、ポーランドに関してはショパンの音楽やキュリー夫人の伝記を挙げ、フィンランドについては「ムーミン」シリーズや楽器のカンテレなどに親しんできたと紹介。秋篠宮さまは「どのようにしたらいい訪問ができるか、常に考えながら行っていきたい」と話された。
皇族減少問題についても質問が出たが、秋篠宮殿下は「(減少は)ある意味仕方のないところ」とした上で、「可能な人数で、できる範囲のことをすればよいのではないか」との考えを示された。
今年は両国との国交、外交関係樹立から100年を迎え、「皇嗣」として海外を訪問するのは初めてとなる。