天皇陛下、メルケル独首相と会見


御退位も話題に上る

 天皇陛下は5日午前、来日中のドイツのメルケル首相と皇居・御所で約20分間会見された。

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天皇陛下はドイツのメルケル首相と会見された=5日午前、皇居・御所の小広間

 宮内庁によると、皇居での新年一般参賀に多くの人が訪れた様子をテレビで見たとメルケル首相が話したのに対し、陛下は「天皇としては最後の一般参賀でしたので。この春には譲位しますが、これは光格天皇以来の約200年ぶりのことです」と応じられた。

 メルケル首相は「日本の人々は陛下がご高齢であることは理解しつつも、寂しく感じていることと思います」と話した。海洋汚染問題や資源のリサイクルなども話題に上ったという。