絢子殿下 二人で相談、港区に新居


名誉総裁職は継続の意向

 高円宮家の三女絢子殿下(28)は結婚後、住み慣れた高円宮邸を離れ、守谷慧さん(32)と話し合って決めたという東京都港区内の新居で新たな生活を始められる。現在務めている団体の名誉総裁職は継続する方向で調整が進んでいるが、大学の研究員の仕事は「寿退職」となる可能性もある。

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高円宮家の三女絢子殿下と守谷慧さんは、結婚式のため明治神宮に到着された=29日午前、東京都渋谷区(代表撮影)

 絢子さまと守谷さんは結婚や新生活に向け、仕事や公務の合間に準備を進めてきた。関係者によると、新居は日本郵船に勤める守谷さんの通勤しやすさや親族との距離などの事情を踏まえ、東京都港区内の物件に決まった。結婚指輪も二人で複数の店を回って選んだという。新婚旅行の予定は特にないようだ。

 絢子さまと守谷さんは式を1週間後に控えた22日、式当日に明治神宮に招待している親しい友人らを集め、都内で食事会を開いた。

 出席者によると、絢子さまは「鳥居を通るときは皇族ですが、次に皆さんとお会いするときは皇族ではなくなっている。私の皇族として最後の姿を、皆さんに見ていただきたいと思います」と話し、温かな拍手が湧いたという。

 絢子さまは城西国際大福祉総合学部に研究員として勤めているが、新居からは距離があり、結婚後も勤務を続けるかは決まっていない。一方、皇族として務めてきた日加協会と日本海洋少年団連盟の名誉総裁職は民間人となった後も継続する意向で、実現すれば初のケースとなる。

絢子殿下略歴

 1990年9月15日、高円宮御夫妻の三女として誕生。城西国際大大学院修了。成年後、宮殿での儀式や行事、宮様スキー大会などの地方公務を果たされてきた。今年1月に日加協会、2月に日本海洋少年団連盟の名誉総裁にそれぞれ就任。趣味はスポーツ観戦、旅行など。城西国際大では、サッカー部のマネジャーとしても活動した。姉の承子殿下、千家典子さんとの3姉妹。お印は葛(くず)。

守谷慧さん略歴

 1986年3月24日、通商産業省(現経済産業省)官僚だった父治さんと母季美枝さん=2015年死去=の長男として誕生。フランス・パリで幼少期を過ごし、慶応大文学部卒業後、09年から日本郵船に勤務。今年3月からは途上国の子どもを支援するNPO団体「国境なき子供たち」の理事に就任。趣味はマラソン、トライアスロンなど。