トキ野生復帰10年で記念放鳥、 眞子殿下も御出席
国の特別天然記念物トキが野生復帰してから10年となることを記念した放鳥式が15日、新潟県の佐渡島で行われ、秋篠宮家の長女眞子殿下が出席された。
式では、環境省の森本英香事務次官が「野生復帰の取り組みが、一層発展するよう引き続き努力する」との原田義昭環境相のメッセージを代読。程永華駐日中国大使の代理の孫大剛駐新潟総領事が「中日友好協力事業も大きな翼を広げ風に乗り、絶えず新たなステージへとまい進していくことを心よりお祈りする」と祝辞を述べた。
その後、眞子殿下や県知事、地元の小学生ら計11人がテープを切って箱のふたを開けると、中に入っていたトキが次々と飛んでいった。
トキは2008年に放鳥が開始され、14日までに308羽が放鳥された。15日に放鳥された11羽を含めて364羽の生息が確認されている。