トキ野生復帰佐渡で10年式典、眞子殿下も出席
国の特別天然記念物トキの野生復帰から10年となることを記念した式典が14日、新潟県の佐渡島で開かれた。秋篠宮家の長女眞子殿下も出席し、「トキのために力を尽くしてこられた多くの方々に心よりの敬意を表します」とあいさつされた。
式典は環境省、新潟県、佐渡市が主催。原田義昭環境相は「次に目指すべきは、トキも人間も共に幸せに生きることができる環境の確立。10周年は節目と同時に新たなスタート」と述べた。
来賓として招かれた程永華駐日中国大使の代理の孫大剛駐新潟総領事は、祝辞でトキの共同保護事業などに触れ、「中日関係が新しい発展を実現していくことを信じ、期待している」と語った。17日には中国から新たに2羽が日本に贈呈される予定。
トキの放鳥は2008年に始まり、これまでに308羽が放鳥された。