「この人なら」と求婚承諾


絢子殿下、守谷さんと会見
「日々の喜び、2人で」

 婚約が内定した高円宮家の三女絢子殿下(27)は2日午後、日本郵船社員の守谷慧さん(32)とともに宮内庁で記者会見に臨まれた。

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婚約が内定し、記者会見される高円宮家の三女絢子殿下と守谷慧さん=2日午後、宮内庁

 出会いから婚約内定までの経緯について、絢子さまは、母の高円宮妃久子殿下の紹介で初めて出会った昨年12月以降、守谷さんの優しくスマートで決断力がある点に魅力を感じ、結婚を前提とした付き合いが始まったと説明。今年に入り、食事後に守谷さんからプロポーズされたものの、突然だったことから返事を保留し、4月に「この人ならと思い、『よろしくお願い致します』」と受け入れたことを明らかにした。「私に守谷さんを紹介した母の思惑はどうであったのかは分かりませんが」と語ると、会場は笑いに包まれた。

 一方、守谷さんは、絢子さまの第一印象を「明るく前向きな方」と表現。絢子さまの誰に対しても温かく接する優しさに強く引かれ、「次第に生涯を共にしたいという気持ちが芽生えた」と述べた。

 将来の家庭像について絢子さまは、自身が父の高円宮殿下、守谷さんも母親を突然亡くしていることに触れ、2人が「きょうあることがあすも必ずあるわけではない」という共通認識を持っていると指摘。「日常に慣れ過ぎず、日々の何気ない出来事にも喜びや楽しさを2人で感じていきたい」と話した。守谷さんは「何よりお互い尊敬し合える形でいたい」と述べた。

 自身の結婚で皇族が減少する点について絢子さまは、「コメントする立場におりません」と発言を控えた。