高円宮絢子殿下、婚約内定
「笑い絶えない家庭に」
会社員の守谷慧さんと会見
高円宮家の三女絢子殿下(27)が、日本郵船社員の守谷慧さん(32)と婚約されることが2日、内定した。午後、二人は宮内庁でそろって記者会見され、「笑いの絶えない、明るい家庭を築いていきたい」と抱負を語られた。
一般の結納に当たる納采の儀などを経て、10月29日に明治神宮(東京都渋谷区)で結婚式を行う。
宮内庁の加地隆治宮務主管が同日、婚約内定を発表した。女性皇族の結婚は、2014年10月の高円宮家の次女典子さん(29)以来で、戦後では8人目。絢子さまは皇室典範の規定により、結婚に伴い皇室を離脱する。
絢子さまは同日午前、母の高円宮妃久子殿下と皇居・御所を訪れ、皇后陛下に報告。当初、天皇陛下にも報告する予定だったが、陛下の体調不良で皇后陛下単独になった。
同庁によると、絢子さまは昨年12月、久子さまの紹介で守谷さんと初めて会い、その後交際が始まった。
絢子さまは1990年9月、故高円宮殿下(02年、47歳で逝去)と久子さまの三女として誕生。16年に城西国際大大学院の修士課程を修了し、宮中行事や地方訪問などの公務に加え、17年6月からは同大福祉総合学部研究員として勤務している。
守谷さんは、元経済産業省官僚の治さん(62)と、妻季美枝さん(15年死去)の長男。慶応大文学部卒業後、09年4月から日本郵船に勤務し、今年3月からは途上国の子供を支援するNPO団体「国境なき子どもたち」の理事にも就任している。