秋篠宮殿下御夫妻、チリ公式訪問
日系人と懇談される
【サンティアゴ時事】秋篠宮殿下御夫妻は26日午後(日本時間27日未明)、公式訪問先のチリの首都サンティアゴに到着し、現地の日系人と懇談された。
懇談には同国の日系人約3000人を代表し、1~3世の29人が出席。秋篠宮殿下は「お会いできて大変うれしく思っております」と声を掛け、出席者の話に耳を傾けられた。チリ中央日本人会の会長を務める2世の阪本パブロさん(59)は懇談後、「(イースター島の)モアイ像のことやチリについてお話した。こんなに近くで気さくに言葉を掛けていただき、とても感動した」と述べた。
御夫妻はこの後、国立歴史博物館を視察。独立戦争時の旗をはじめ、世界で初めて選挙を通じて社会主義政権を樹立したアジェンデ元大統領が、1973年のクーデターで死亡した際に掛けていた眼鏡などの遺品を見学された。