両陛下、奈良・高松塚古墳を御視察
奈良県を訪問中の天皇、皇后両陛下は4日午前、明日香村の高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)などを視察された。
同古墳は石室内に描かれた「飛鳥美人」など極彩色の壁画で知られる。1972年に発見された壁画はカビなどによる劣化が進み、2007年に石室を墳丘から取り出し、修理作業が行われており、天皇陛下は「カビは抑えることはできたんですか」などと尋ねておられた。
両陛下はその後、隣接する高松塚壁画館に徒歩で移動し、壁画の模写や石室の模型など展示物を御見学。陛下は「これからも良く保存されるといいですね」と感想を話されていた。
両陛下は4日夜、新幹線で帰京された。