結婚容認も 実現に課題 秋篠宮殿下


「多くの人納得していない」

 結婚関係儀式の延期発表から2年9カ月。秋篠宮殿下は30日の誕生日を前に、記者会見で長女眞子殿下(29)と小室圭さん(29)の結婚を延期後初めて容認された。13日に眞子さまが文書で公表した結婚への強い意思が認められた形だが、結婚までの課題はなお多く、今後の日程は見通せないままだ。

秋篠宮殿下御一家は家族で撮影に臨まれた=14日、東京都港区の赤坂御用地(宮内庁提供)

秋篠宮殿下御一家は家族で撮影に臨まれた=14日、東京都港区の赤坂御用地(宮内庁提供)

 「両性の合意のみに基づくということがある以上、そうでないというふうには私はやはりできない」。会見で秋篠宮さまは、あくまで憲法の規定に基づいて二人の意思を尊重したと強調された。

 2年前の会見で「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、婚約に当たる納采の儀を行うことはできません」と述べられた秋篠宮さま。今回、「あくまで私の主観」と断った上で、「決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」との考えを示し、「娘も恐らく同じ気持ち」と述べられた。

 小室さんの母親の金銭トラブルをめぐる小室家側の対応については、「いろいろな対応をしているとしても、やはりそれが見える形になるというのは必要ではないか」と指摘。その上で、「実際に結婚するという段階になったら、今までの経緯も含めてきちんと話すことは大事」と二人に注文を付けられた。