秋篠宮殿下御夫妻 公務に多忙な日々


地方、海外、被災地へ

 天皇陛下の即位に伴い、皇位継承順位1位の皇嗣となられた秋篠宮殿下。天皇、皇后両陛下から引き継いだ地方行事を含め、海外や被災地訪問など、この1年間も多くの公務に同妃紀子殿下と臨んでこられた。

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秋篠宮殿下御夫妻は、第65回青少年読書感想文全国コンクールの受賞者らと懇談された=2月7日、東京都千代田区

 一方、皇嗣となったことを内外に広く示す「立皇嗣の礼」は4月19日に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で延期が決定。他の行事も延期や中止が続き、御夫妻はお住まいの宮邸で専門家の報告を聞くなどして過ごされている。御一家を支える皇嗣職では感染拡大防止のため、職員の在宅勤務やメールの活用が進んでいる。

 長女眞子殿下は、非常勤の特任研究員として勤務している東京大総合研究博物館の仕事にテレワークで対応。長男悠仁殿下は通学するお茶の水女子大付属中の休校が続いており、宮邸で規則正しい生活を送りながら学校の課題に取り組まれている。

 眞子さまと米フォーダム大に留学中の小室圭さんとの結婚については、秋篠宮殿下が昨年11月の誕生日会見で、結婚関係儀式の延期発表から今年2月で2年となるのを機に「何らかのことは発表する必要がある」と述べられたが、今も進展はないまま。加地隆治・皇嗣職大夫は年内には何らかの発表があるとしている。