子供たちに死を教える教育を 教育評論家 棚橋嘉勝氏に聞く(上)


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死は人生教育の場

 同級生を殺害した佐世保市の女子高生は「人を殺してみたかった」と言ったというのは、10年前、類似の事件を起こした小6女児と似ている。長崎県が力を入れていた「命の教育」は、なぜ少女の心に届かなかったのか。宗教教育にも造詣の深い教育評論家の棚橋嘉勝氏に、衝撃的な事件の背景にある問題について伺った。
(聞き手=フリージャーナリスト・多田則明)

生の教育と両輪に/死を遠ざけた戦後社会

身近な人の死との遭遇/死生観つくる原体験に


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