北米・中南米
首都で急増するネズミ
地球だより 米国の首都ワシントンでは、公園など街の至る所に野生のリスがいるのを見掛ける。しかし、近ごろ急速に増えているのは、同じ齧歯(げっし)類でも害獣とされるネズミだ。 こうしたネズミうちの1匹は先月、ホワイトハウ…
減少する欧州の先住民 Natives in decline
ヨーロッパの先住民の人口が減少するにつれて、彼ら先住民は、さまざまな国、時には、敵対する国々からの移民によって、ますます多く取って代わられている。多くの欧州人を悩ませている長年の疑問は、大事に培われ、世界に大いに貢献し…
中国が新型中距離ミサイル配備公表
中国は、米海軍の南シナ海での「航行の自由」作戦に対抗し、地上配備の中距離弾道ミサイル「東風26」を、同国北西部の内陸部に配備したことを明らかにした。南シナ海、グアムを射程に収め、米軍は今後、潜水艦配備の低出力核兵器など…
米のアジア関与、政府と議会一体で対中圧力を
米国でこのほど、アジア諸国との安全保障や経済面の包括的な協力強化を盛り込んだ「アジア再保証推進法」が成立した。 人権や国際法の尊重重視 同法には、中国や北朝鮮の脅威への対処や、東南アジア諸国の海洋警備や軍事訓練など…
トランプ大統領の失敗ワースト10
アメリカ保守論壇 M・ティーセン シリア撤収を主張 南部国境で難民親子を引き離し トランプ大統領は就任2年目の昨年、数多くの素晴らしい実績を上げたが、同時に、恥ずかしくなるようなことから、手の施しようのないことまで、さ…
強まる人権弾圧、史上最悪の統制国家に
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (7) 昨年11月、ワシントンのシンクタンク、ケイトー研究所が開催した中国新疆ウイグル自治区の人権侵害をテーマにしたシンポジウム。司会者からこんな強烈な意見が表明された。 「…
中国の月面着陸はトランプ氏の宇宙軍構想を後押し China’s moon landing boosts Trump’s Space Force
中国が最近行った月への打ち上げは、トランプ大統領が目指す宇宙軍を幾分後押しする可能性がある。 米当局者によると、中国が先週、月の裏側に探査機を着陸させるという画期的なミッションで示した能力は、米国と同盟国の宇宙におけ…
中国の世論工作、多方面への浸透に警戒感
米国など民主国家に広く浸透する中国の世論工作の実態について、米国で関心が高まっている。それらが、米国が掲げる自由や人権などの価値観を脅かしているとの警戒感からだ。 米シンクタンク、フーバー研究所などは昨年11月に32…
ビッグデータで交通渋滞緩和へ Arizona city rolls out voluntary traffic reduction program - by tracking residents’ cellphone data
ビッグデータで個人の行動が追跡されることに対する懸念が指摘される中、アリゾナ州の都市が、交通渋滞を緩和するために、住民の動きを追跡する計画を開始した。 フラッグスタッフ市職員らは、計画への参加は任意であり、匿名で行わ…
5G覇権争い、勢力圏分ける「踏み絵」か
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (5) 何者かがニューヨーク市内の全世帯のエアコンを操作し、設定温度を一斉に数度変えたらどうなるだろうか。発電所がパンクし停電してしまうかもしれない。あり得ないと思えるこんな事…
揺らぐ米軍の優位、地域覇権へ野心示す中国
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (4) 2024年×月××日。中国軍は、台湾が独立を宣言するのを阻止するため、空爆やミサイルによる奇襲攻撃を開始した。台湾海軍に壊滅的な打撃を与えた後、台湾への上陸作戦を敢行。…
貿易戦争の「本丸」、中国パワーの源泉叩く
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (3) 冷戦時代、米ソの核戦争を抑止したのは「相互確証破壊」だった。核攻撃を行えば報復核攻撃を受けて相互に破滅するという「恐怖の均衡」が両国の行動に歯止めを掛けた。 これに対…
米国政府閉鎖、不法移民侵入対策で妥結必要
米国の連邦議会が開幕し、昨年11月の中間選挙で野党民主党が下院で多数派となる中、トランプ大統領の公約である米メキシコ国境の壁建設費57億㌦の予算化をめぐり、政府機関の一部閉鎖を招くなど厳しい対立が続いている。 トラン…
ホワイトハウスを目指すポカホンタス Pocahontas in pursuit of the White House
4年ごとの大統領選につながる行事の先頭を切って行われる、アイオワ州の党員集会までまだ1年もあるのに、マサチューセッツ州のエリザベス・ウォーレン上院議員は、ドナルド・トランプを排除するという大仕事をやり始めるのが待ち切れ…
親中派勢力の失望、「応援団」やめた経済界
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (2) 昨年11月、米経済界の重鎮がシンガポールで行った演説が様変わりした米中関係を象徴していた。 「中国の経済開放が遅いため、米経済界は(中国の)擁護者から懐疑派に変わり、…
米宇宙軍創設、中露に対する優位性確保を
トランプ米大統領は昨年末、米軍が持つ宇宙分野の全機能を管轄する組織横断的な「宇宙統合軍(スペースコマンド)」を創設する指示書に署名した。 国防総省内に設けられ、軍による宇宙での活動を統括する。 「強国」建設進める中国…
トランプ大統領の実績トップ10
アメリカ保守論壇 M・ティーセン カバノー氏を判事指名 イラン核合意から離脱 トランプ大統領は就任2年目、並外れた成果を上げ、大変な失敗もしてきた。それは今も続いている。この1年間のトランプ氏の実績トップ10について考…
ブラジル北東部の襲撃多発で治安部隊投入
ブラジル北東部のセアラ州で5日、今月2日からバス焼き討ちなどの凶悪犯罪が続いている州都フォルタレーザ市などに国家治安特殊部隊が投入された。政府系ブラジル通信などが報じた。 同市では2日から4日にかけて市営バスの焼き討…
「常識」砕いたトランプ氏、半世紀の関与政策を転換
米中新冷戦 第1部「幻想」から覚めた米国 (1) 米国と中国の対立は、貿易戦争を超え軍事やハイテク分野を含む全面対決の様相を呈してきた。21世紀の覇権を懸けた「新冷戦」の背景や現在の動きを、第1部は米国側から探る。(編…
国境の壁に支援申し出、中国の脅威も警告―米国防長官代行 Shanahan offers help on border wall, warns of threat posed by China
ジェームズ・マティス前米国防長官の突然の辞任を受け、新たに長官代行に就任したパトリック・シャナハン氏は2日、トランプ大統領のホワイトハウスが長く望んでいた国防総省内の協力者になることを明確にした。その一方、在任中は中国…
「反抗的国家」の国外退去者受け入れが増加 Recalcitrant countries now taking back U.S. deportees
シエラレオネは長年、米当局者らを見下し、国外退去への対応も遅く、国土安全保障省の「反抗的国家」に指定された。オバマ政権の最後の2年間に受け入れた国外退去者は、わずか21人だった。 トランプ大統領は、就任時に対策を講じ…
米ブラジル外相が会談、ベネズエラ問題など協議
ブラジルのアラウジョ外相は2日、同国を訪問している米国のポンペオ国務長官と首都ブラジリアで会談し、安全保障分野や中南米の反米左派独裁政権への民主化などで協力することを確認した。政府系ブラジル通信が報じた。 ポンペオ氏…
新年の願い事
地球だより エルニーニョの影響もあり、ブラジルは猛暑だ。イパネマのビーチで知られるリオデジャネイロでは40度を超える日もあり、あまりの暑さから湾内の魚が大量死し、廃棄処理すると13トンに及んだ。 夏の年末年始のバカン…