大衆迎合主義に傾く米二大政党綱領


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党の伝統的政策から大きく逸脱

 共和党は、党主流派や保守派のトランプ氏への懸念がいまだ根強い。民主党は、予備選で43%の得票をした自称社会主義者バーニー・サンダース上院議員が抱える1300万人の支持者をクリントン陣営に組み込むことに腐心した。

 共和党も民主党も分裂の火種を抱えていたわけだが、この状況は党政策綱領に反映された。共和党綱領は異端児トランプ氏の主張とそれを牽制する主流派の主張が折衷されている。民主党綱領は党内結束の代償として、サンダース氏の社会主義的主張を大幅に取り入れた。結果として、両党の綱領は伝統的政策から大きく逸脱する内容になっている。


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