ボルソナロ大統領 快方へ 腸閉塞で入院 ブラジル


3日、ブラジル大統領府が公開した、サンパウロの病院に入院中のボルソナロ大統領の写真(AFP時事)

 腸閉塞でサンパウロ市内の病院に入院していたブラジルのボルソナロ大統領が4日、手術を行うことなく快方に向かっていることが分かった。入院先の医療団が明らかにした。

 ボルソナロ氏は2日に体調を崩して入院、腸閉塞と診断され手術の可能性が高まっていた。同氏は、2018年の大統領選挙期間中に暴漢によって腹部を刺され、命を落としかけたことがある。腸閉塞は、その時の後遺症とされている。

 同氏は、今年10月の大統領選挙で再選を狙うが、左派の重鎮ルラ元大統領を相手に苦戦している。

 一方、フォーリャ紙は4日、「今回の入院が、ボルソナロ支持の保守派の団結をうながした側面がある」と報じた。

(サンパウロ 綾村悟)