11歳以下への接種を義務化 世界初コスタリカ


コロナワクチン、米で5~11歳の接種が開始

ファイザー製新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける子供=3日、米コロラド州デンバー(AFP時事)

 中米コスタリカは5日、5歳から11歳までの子供に対する新型コロナウイルスワクチンの接種義務化を取り入れることを明らかにした。11歳以下の子供への接種義務化は世界初の試みとなる。

 使用されるワクチンは米ファイザー製のもの。米保健当局は今月初め、11歳以下の子供に対するファイザー製ワクチンの使用を認可していた。

 11歳以下の子供に対するワクチン接種は、ブラジルなど学校の対面授業再開を進める他の国でも導入が進んでいる。

 コスタリカは、今年の5月から9月にかけて感染拡大の第2波と3波に苦しめられていたが、ワクチン接種の進展とともに感染が減少、現在は新規感染者と死者ともに激減している。

 人口509万人の同国では、5日までに、少なくとも1回のワクチン接種を行った国民は73・6%、接種を完了した国民は54・9%に達している。