ボルソナロ大統領が入院 ブラジル
ブラジル大統領府は14日、ボルソナロ大統領(66)がサンパウロの病院に緊急入院したと伝えた。現地報道によると、ボルソナロ氏は、3日に受けた歯のインプラント手術後、しゃっくりが止まらないと訴えていた。その後、腹部に痛みを感じて首都ブラジリアの軍病院で検査したところ、腸捻転と診断された。
軍病院は緊急手術の必要性もあると判断、同氏はサンパウロの病院に搬送されたが、検査の結果、手術ではなく入院して保存療法による経過観察を行うことになった。
ボルソナロ氏は、2018年の大統領選挙中に暴漢に腹部を刺されて命を落としかけたことがあり、就任後もその時の負傷が原因で何度も手術を受けている。今回の腸捻転は、後遺症の可能性が高いという。
ボルソナロ氏は、サンパウロの病院に到着後、自身のSNSに入院中のベッドに横たわる写真を投稿、「皆さんの支援と祈りに感謝しています」と伝えた。
(サンパウロ・綾村悟)