貧富の差拡大するロシア、貧困層の不満の矛先が富裕層へ


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政府統制下のメディアスケープゴートを提供

 プーチン政権第1期からほぼ一貫して低下してきた貧困率が、上昇に転じている。ロシア経済が低迷する中での貧富の差も拡大しており、貧困層の不満が、富裕層に向けられる構図が強まりつつある。政府の事実上の統制下にある主要メディアは、しばしば民間の富裕著名人をスケープゴートにして糾弾。これは、国民の不満の矛先が政府や政府要人に向くことを避ける狙いがあるとみられている。(モスクワ支局)


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