トルコ軍がシリア北部に侵攻へ
クルド人民兵を排除、米軍は撤退か
トルコ政府は、クルド人民兵を、トルコとシリアの国境地帯から排除するため、近く、陸と空から軍事作戦を開始すると発表した。英メディアが7日、報じた。米国が支援するクルド人民兵組織を主体とする自由シリア軍は「総力戦」で応じるとしており、緊張が高まっている。
シリア北部の大部分は現在、過激派組織「イスラム国」(IS)を米軍と共に駆逐したクルド人勢力が支配しているものの、トルコは同勢力を、クルド人国家創建を狙う「テロ組織」とみなし、国境地帯から排除しようとしてきた。
トルコ政府の狙いは、この地域に「安全地帯」を設置して、シリア内戦から逃れた難民の約半数に当たる200万人を移住させると同時に、クルド人勢力を排除することにある。
トランプ米大統領は6日、トルコのエルドアン大統領と会談、トルコの軍事作戦に言及するとともに、「米軍はこの作戦を支持しないが、関与もしない」と述べ、米軍を撤退させ、今後この国境地帯をトルコに委ねる姿勢を示した。
(カイロ 鈴木眞吉)