祝砲で17人死亡 アフガン首都
アフガニスタンの首都カブールで3日、イスラム主義組織タリバンによる北東部パンジシール州の制圧を祝った祝砲で、少なくとも17人が死亡し、41人が負傷した。アフガニスタンの民放トロニュースが4日、病院関係者の話として報じた。
報道によると、タリバンは3日、反タリバン勢力の最後の拠点となっているパンジシール州を制圧し、アフガン全土を完全に掌握したと表明。カブール市内で祝砲が鳴り響いたという。ただ、反タリバン勢力はタリバンの主張を否定しており、混乱は続いている。
パンジシール州では、ここ数日間タリバンと反タリバン勢力の激しい戦闘が続けられ、双方で戦闘員300人以上が死亡した。
(エルサレム・森田貴裕)