テロを招いたペンの暴走
渥美 堅持 2015/1/15 Viewpoint|欧州 [会員向け]
危険な異文化への介入
東京国際大学名誉教授 渥美 堅持
新春早々おぞましい事件が花の都パリで起きた。かねてよりイスラーム教の預言者ムハンマドを風刺する画を掲載し、その都度問題を起こしていたフランスの週刊紙「シャルリー・エブド」のパリ本社が襲撃され、編集会議中であった著名な風刺画家3名を含む12名が死亡した。また翌日「イスラム国」を名乗る男女2人がユダヤ教の戒律に基づく商品を販売しているスーパーを襲い5名の死者を出す事件が勃発、2日間にわたるイスラーム過激派の連続攻撃に世界は大きく動揺、改めてイスラーム過激派に対する国際的な団結力が試されることとなった。
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