台湾の分水嶺となる総統選


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 1996年の台湾総統選取材の折、台北市内のあちこちに張り出された「中国史4000年で初の民主選挙」と銘打った政治スローガンに少々、驚かされた覚えがある。総統を台湾住民の直接投票で選出するという意義は小さくはないものの、歴史を引き合いに出した事大主義を感じたからだ。

 ただ、今回の総統選が「台湾の自由と民主、法治の存続を懸けた分水嶺になる」との民進党が共有する歴史的危機感は、中国を30年間見てきた記者には共感を覚える。


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