中国の覇権抑える議論なし、一帯一路日本研究センター設立シンポ


薛剣氏

日本をミスリードの不安も

 着任したばかりの在日本中国大使館公使参事官(政治部所属)の薛剣氏は、「インフラ建設は一帯一路の主要プロジェクトだが、早いスピードで建設されている」とし、①アフリカのケニアのモンバサからナイロビまでの鉄道の運行開始②東欧のハンガリーからセルビアまでの鉄道建設の開始③中国からラオスまでと、タイの国内鉄道の工事開始―などを説明した。その上で、港湾運営権を取得したギリシャのピレウス港に関し、世界的なトランジットハブに建設する意向を明らかにするなど、一帯一路は構想から建設段階へ移ったことを強調した。


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