中国の「孔子学院」 欧米で広がる懸念、閉鎖の事例も
早川 俊行 2017/12/04 写真|アジア・オセアニア [会員向け]
特報’17
中国が「ソフトパワー」戦略の柱として、海外の大学などに中国語や中国文化を教える「孔子学院」を猛烈な勢いで設立している。だが、欧米諸国では近年、中国共産党のプロパガンダ機関が教育現場に介入することへの懸念から、孔子学院を閉鎖する事例が出ている。これに対し、日本では孔子学院との関係を見直すような動きはなく、無警戒で有力大学に受け入れられているのが現状だ。(編集委員・早川俊行)
「ソフトパワーを行使して中国共産党の思想を輸出することが、孔子学院を推し進める動機だ」
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