ナイジェリアでタンクローリーが横転し爆発


50人以上が死亡

 ナイジェリアの中部ベヌエ州で1日、ガソリンを運搬していた石油タンクローリー車が横転後に爆発し、漏れた燃料を集めようと集まった住民ら50人以上が死亡し、100人以上が負傷した。

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2日、ナイジェリア中部ベヌエ州アフムベで、タンクローリー(奧)の横転・炎上から一夜明けた現場(AFP時事)

 タンクローリー車は、道路上のくぼみを避けようとして横転、漏れた石油を付近の住民が1時間余り集めていたところ、乗客を乗せたバスが付近を通過した際、バスの排気管が地面をこすって火花が散り、引火・爆発したという。爆発で周辺地域が大破し、少なくとも建物1棟の内部が破壊され、乗用車も被害を受けた。

 産油国のナイジェリアでは、原油が陸路で輸送されることも多く、同様の事故が後を絶たない。

 昨年6月にラゴスで発生したタンクローリー車の爆発では約10人が死亡、2015年に起きた南部アナンブラ州の事故では、60人以上が死亡している。

(カイロ 鈴木眞吉)