アフリカン現代アートを展示


豊かな自然描いた50点 東京・日本橋高島屋本館

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 「アフリカン現代アート ティンガティンガ原画展」が東京・日本橋高島屋本館7階で開かれている。1960年代末にタンザニアで誕生した絵画スタイルで、サバンナの動物たちや豊かな自然を色鮮やかに描いた約50点の原画を展示販売している。

 土木作業員をしていたティンガティンガ氏が廃材にペンキで描き、旅行客に売ったのが始まり。ヨーロッパで人気となり、今では約100人の絵描きが工房で制作している。

 同展主催の株式会社バラカ(本社大阪市)は、製品輸入でタンザニア経済発展の一翼を担う事業をしており、同絵画の約30人の作家に着目。今年日本に招いた4人の作家のうちルーカス氏(32)が公開制作(午後1時~4時)している。

 カバやゾウ、鳥、花、蝶など題材はさまざま。「作家によってマサイ族やリアルな動物、可愛い絵など特色があります。一番描かれているのは国獣で家族愛と平和の象徴のキリンです」(安齋晃史社長)。

 同展は14日まで。なお同様の展示会が今後大阪、横浜、福岡など各地で開催予定。