『言志四録』で老いを豊かに


根本 和雄

節度にある養生の工夫

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄

佐藤一斎の随想録と死生観

 古くより、〝日本に『言志四録』あり、中国に『菜根譚(たん)』あり〟と云われるように、我国の代表的な「人生訓」(養生訓)の書、それが『言志四録』である。江戸時代の儒学者・佐藤一斎(1772~1859)の後半生の四十余年にわたる随想録が「言志四録」で『言志録』・『言志後録』・『言志晩録』・言志耋(てつ)録』の四書の総称で、「言志」とは〝志を述べた言葉をとどめ残すもの〟という意味である。


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