両陛下、結核予防全国大会に
天皇、皇后両陛下は28日午前、東京都文京区のホテル椿山荘東京を訪れ、公益財団法人結核予防会の創立80周年を記念した「第70回結核予防全国大会」の式典に出席された。
両陛下は10年の節目ごとに同大会に出席。式典では、同会総裁の秋篠宮妃紀子殿下が「私たちはこれからも結核を予防することの大切さを広く伝え、人々の健康を支えるため力を尽くしてまいります」とあいさつされ、秩父宮妃記念結核予防功労賞の表彰などが行われた。
宮内庁によると、天皇陛下は19歳だった1953年12月に結核と診断され、投薬治療を受けられたことがある。
第60回大会のあいさつでは「私自身、かつて新薬の恩恵に浴したものの一人です」とした上で、「結核予防の重要性に人々が理解を深めることは極めて大切なことと思います」と述られていた。