久子殿下が「ストラド」展に


展示楽器21丁の総額は210億円

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高円宮妃久子殿下はストラディヴァリウス展の内覧会に出席された=9日午後、東京・六本木の森アーツセンターギャラリー(石井孝秀撮影)

 バイオリンの名器として知られる「ストラディヴァリウス」21丁を集めた展示会(東京ストラディヴァリウスフェスティバル2018実行委員会主催)が9日から、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで始まり、開会式と内覧会に高円宮妃久子殿下が出席された。

 展示楽器の総額は約210億円で、フランス王妃マリー・アントワネットもその音色を聴いたとされるバイオリン「サン・ロレンツォ」(1718年製)は目玉展示の一つ。また、バイオリン職人による製作デモンストレーションやストラディヴァリウスの生演奏も毎日行われる。同委員会の中澤創太実行委員長は「バイオリンという楽器の魅力をストラディヴァリウスを通して多くの方に知っていただき、文化芸術の発展に貢献したい」と語った。チケットは一般2300円、中・高・大学生が1500円、小学生800円。15日まで。