陛下、最後の稲刈り


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天皇陛下は稲刈りをされた=12日午後、皇居内(宮内庁提供)

 天皇陛下は12日午後、皇居内の生物学研究所脇の水田で、在位中最後となる恒例の稲刈りをされた。来年4月末の退位後、皇居での稲作は新天皇となる皇太子殿下に引き継がれる。

 グレーの開襟シャツにズボンをはいた陛下は、5月に自ら植えたもち米のマンゲツモチと、うるち米のニホンマサリの計100株を鎌で丁寧に刈り取られた。

 宮内庁によると、今年の作柄は平年並み。収穫した米は秋に宮中祭祀(さいし)の新嘗祭などに使われる。