皇太子殿下、仏の歓迎行事に
昼食会、仏語であいさつされる
【パリ時事】フランス公式訪問中の皇太子殿下は現地時間の11日午前、パリの歴史的建造物である廃兵院(アンバリッド)で行われた歓迎行事に御出席された。行事では、音楽隊が君が代とフランス国歌の演奏を披露。皇太子殿下が儀仗(ぎじょう)隊から栄誉礼を受けられた。
皇太子殿下は続いて、現地に住む日本人の子供らが学ぶ日仏文化学院パリ日本人学校を訪れ、小中学生の授業などを視察された。小学4年生が水に関する学習発表をした際には、皇太子殿下が生徒たちに水の大切さを説き、「水についていろんなことを学んでください」と語り掛けられる場面も。
昼は国民議会(下院)の副議長が主催した昼食会に出席。約8分にわたり、全文フランス語でのあいさつに臨んだ。皇太子殿下は、日仏両国が国交樹立以来160年にわたって交流と協力を重ねてきたとした上で、「両国の国民の間にある『響き合う魂』が、この先も両国をつなぐ心の懸け橋として一層強くなることを願っております」と述べられた。