陛下の退位決定に「安堵」
秋篠宮殿下52歳の御誕生日
秋篠宮殿下は30日、52歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、同妃紀子殿下(51)と宮邸で記者会見。特例法が成立し、天皇陛下の退位が決まったことに「私たち家族は一様に安堵(あんど)しております」と初めて公の場で感想を述べられた。
天皇、皇后両陛下が80歳をすぎても多くの務めをされてきたことに触れ、「譲位をされた後は、できるだけゆったりとした時間を過ごしていただきたい」と気遣われた。
陛下の退位後、皇位継承順位第1位の皇嗣(こうし)となる。今まで例がなく、想像が付かない点も多くあるとし、「実際にそういう形になって、それが始動していく中でさまざまに試行錯誤をしていくことになるのではないか」と述べられた。
その際、新天皇となられる皇太子殿下から譲られる公務が「かなりある」と御説明。「できる限り引き受けたい」とする一方、自身が行ってきた公務との関係から「物理的にどこまで可能なのか、よく考えていかないといけない」と語られた。「私が今しているものを今度は譲る先がないという事情もあります」と皇族の減少が進んだ現状にも触れ、皇太子殿下と話し合いを進める考えを示された。
長女眞子殿下(26)の婚約内定後初の御会見。夫となる小室圭さん(26)と2013年ごろに初めて会ったと明かされた。両陛下から「おめでとう、良かったね」と祝福され、初孫の婚約が「大変うれしそうな御様子でした」と語られた。