眞子殿下、花の博覧会に
ブータン 国王夫妻や王族ら出迎え
【ティンプー時事】ブータンを公式訪問中の秋篠宮殿下御夫妻の長女眞子殿下(25)は現地時間の4日午前、首都ティンプーの国立祈祷(きとう)仏塔を訪れ、同国政府から招待されていた「ブータン花の博覧会」の開幕式典に出席された。
この博覧会はワンチュク国王の発案で2年前に始まり、ブータンのほか日本やタイ、インドの庭園も再現されている。会場では国王夫妻や前国王夫妻をはじめ同国の王族らが振り袖姿の眞子さまを出迎え、色とりどりの花が咲き乱れる博覧会の様子を一緒に見て回られた。
眞子さまは作庭を担当した福島県石川町の造園家仲田茂司さん(60)から説明を受けながら、ブータンの風景を現地の植物で表現したという日本庭園を見学。国王から貸し出された盆栽や現地のパロ川の石で造られた石庭などを見て回り、「日本の枯れ山水でブータンを表現なさっていて、素晴らしいですね」と感嘆した様子で話されていた。
眞子さまは続いて伝統美術工芸学院を訪れ、祭りで使われる木製の仮面の制作風景を御見学。ティンプーでの全日程を終え、同国のパロへ移動された。