両陛下、ウナギ研究所を御見学


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天皇、皇后両陛下は増養殖研究所でウナギの仔魚(しぎょ)の水槽の前で説明を受けられた=25日午前、静岡県南伊豆町(代表撮影)

 静岡県下田市の須崎御用邸で静養中の天皇、皇后両陛下は25日、水産物の安定供給を目指して研究開発を進めている増養殖研究所南伊豆庁舎(同県南伊豆町)を訪れ、ウナギやアワビの養殖の様子を見学された。

 研究所に到着した両陛下は長靴に履き替え、乱獲などで絶滅が懸念されているニホンウナギの稚魚やアワビの稚貝などを見て回られた。魚類の専門家として知られる天皇陛下は「天然の仔魚(しぎょ)が食べているのはどんなものですか」などと質問しながら、ふ化したばかりのウナギが稚魚に育つまでの過程を熱心に観察しておられた。