両陛下、5年区切りに交代 政府追悼式に秋篠宮殿下御夫妻
11日に国立劇場(東京都千代田区)で開催された政府主催の東日本大震災の追悼式には、秋篠宮殿下御夫妻が出席された。これまでは天皇、皇后両陛下が毎年出席されていたが、昨年で発生から5年の区切りを迎えたことを踏まえ、今後は10年など節目の回にその時の天皇、皇后が出席される方向という。
阪神大震災では、10年と20年の追悼式に両陛下が出席され、皇太子殿下御夫妻や秋篠宮殿下御夫妻が出席された年もあった。宮内庁関係者によると、天皇陛下の退位に関する法整備の検討が現在進められ、皇太子殿下が数年内に即位する可能性があることも考慮し、秋篠宮殿下御夫妻の御出席が決まったという。
宮内庁によると、両陛下は11日、公務や行事などの予定を入れず、お住まいの皇居・御所で静かに過ごされた。発生時刻の午後2時46分には、追悼式に合わせて御所で黙とうをささげられたという。