5月は贈り物の月


韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」

 5月は、“贈り物の月”だ。子供の日(5日)、親(父母)の日(8日)に続いて、先生の日(15日)、夫婦の日(21日)が待機中だ。関心を引こうとする人たちが贈り物攻勢をかけるのに最適だ。

 SKプラネットが調査した結果をみると、50歳以上の父母は、親の日にもらいたい贈り物の1位に現金を選んだ。2位は家族との食事、3位は旅行だった。2年前に他の企業が調査した結果も1位が現金だった。2位は手紙、3位は“親孝行”観光だった。カーネーションはない。近頃の50~60代は年寄りに見えるといってカーネーションを付けることを避ける。今年のカーネーションの取引量は昨年同期比で10%減少したという。

 外国は母の日と父の日を分離している。米国は5月の第二日曜日である14日が母の日で、日本も14日だ。日本生命保険による調査の結果、プレゼントの1位はカーネーション、2位は食事のもてなし、3位は衣類だった。物よりも象徴性に力点を置いた。カーネーションを贈ることは米国の教会である女性が母親の追慕式で白いカーネーションを分け与えたことに由来する。韓国には救世軍が母の日を紹介する際に、紙で作ったカーネーションが伝来した。母の日が1973年に親(父母)の日に改定された後は、贈り物をする文化が形成された。

 拝金主義を想起させる現金が贈り物の第一位に上がったことは、韓国での特異現象だ。SKプラネットの調査によると、子供の日の贈り物も現金が2位になった。1位はおもちゃだった。資産運用会社などの金融業界では子供ファンドを贈り物商品として販売している。証券会社の研究員たちが、子供の日の贈り物としてサムスン電子の株式を買ってあげると言ったという報道も出ている。大金になりうるものを最高の贈り物として選んだのだ。

 資本主義の象徴である米国ではカード商品券が現金の代用となっている。家電製品量販店の「ベスト・バイ」などで10㌦や20㌦のカードが贈り物として売られている。先生たちに対してもカードの贈り物が許される。請託禁止法によって贈り物と贈賄の境界線が曖昧になった韓国とは違う。

 米国人たちが贈り物をする時、必ず一緒に送るものがある。感謝のメモだが、これが主役であり、物質の限界を超越する。物の価値は時間がたてば衰えていくが、感動は長く残る。贈る人の心が溶け込んでこそ、本当の贈り物になるのだ。

 (5月9日付)

※記事は本紙の編集方針とは別であり、韓国の論調として紹介するものです。