上昇気流 rss

米国の成人の4割が肥満とされ、深刻な状況…

 米国の成人の4割が肥満とされ、深刻な状況だという。米シンクタンクのミルケン研究所が先月末に「米国の肥満危機―過体重の医療と経済への直接的影響」と題した報告書を発表した。  それによると、米国民は肥満と過体重のために20…

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肉まんを電子レンジで温める際、加熱時間…

 肉まんを電子レンジで温める際、加熱時間の設定(700ワットで約4分)が長過ぎて発火し火災に。煙を吸い込んだ男性が負傷(事例1)。生のサツマイモを10分加熱し、さらに5分加熱を設定して温めると芋が燃えだし、電子レンジから…

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「初冬の徐々と来木々に人に町に」(星野立子)…

 「初冬の徐々と来木々に人に町に」(星野立子)。日ごとに寒さが少しずつ増し、日差しがあっても辺りの空気が冷たく感じる。葉を落とし始めた木々や空も、張り詰めたように凛(りん)としている。空気が澄んでいるという感じがして気持…

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いつの頃からだろう。大手コーヒー・チェーン…

 いつの頃からだろう。大手コーヒー・チェーン店内で利用客のほとんどが、プラスチックの蓋(ふた)の付いた紙コップを利用するようになったのは。先日もある店で、わざわざ「マグカップでお願いします」と言うしかなかった。  ファス…

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理想主義の影響が大きかった時代に、現実主義…

 理想主義の影響が大きかった時代に、現実主義に立脚しながら国際政治学の領域を切り開いた元京都大教授、高坂正堯(まさたか)の評伝がこのほど刊行された。服部龍二著『高坂正堯』(中公新書)がそれだ。  高坂は1996年、62歳…

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東京の上智大四谷キャンパスにある6号館…

 東京の上智大四谷キャンパスにある6号館1階展示コーナーで企画展「キリシタンの世紀」が開催されている。今年6月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録されたことを受けて企画。  同大キリシタン文庫が所…

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作家の村上春樹さんが37年ぶりに国内で記者…

 作家の村上春樹さんが37年ぶりに国内で記者会見を行い、自身の原稿や書籍、レコードなどの資料を、母校の早稲田大に寄贈すると発表した。早大はこれらのコレクションをもとに村上文学の研究拠点を新設する方針という。内外のハルキス…

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<くらがりへ人の消えゆく冬隣>角川源義…

 <くらがりへ人の消えゆく冬隣>角川源義。霜月(しもつき)11月は暦の上では冬に入る。日脚が早くなり、朝晩の冷え込みに忍び寄る冬の気配を感じるこのごろ、明日は冬入りを告げる立冬(りっとう)である。  とはいえ今週は曇りの…

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日立化成で、半導体用材料などの新たな不適切…

 日立化成で、半導体用材料などの新たな不適切検査が見つかった。顧客と約束した検査を怠ったり、検査データを改竄(かいざん)したりするなどの不正が、国内の7製造事業所全てで行われていた。出荷先は延べ約1900社に及ぶ。  不…

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「チェロを弾くすさびのありて秋深し」…

 「チェロを弾くすさびのありて秋深し」(中口飛朗子)。秋には、さまざまな色彩がある。空気が澄んで空の青が映え、紅葉が深まれば赤や黄色が鮮やかだ。  秋は五穀豊穣(ほうじょう)で食欲を刺激される季節。一方、芸術の秋と言われ…

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外国人労働者の受け入れ拡大のための新たな…

 外国人労働者の受け入れ拡大のための新たな在留資格を創設する出入国管理法改正案が国会に提出された。これまで認めてこなかった単純労働にも門戸を開く、歴史的な政策転換となる法案だけに、慎重な議論が必要だ。  2種類の在留資格…

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NHK大河ドラマ「西郷どん」(林真理子原作…

 NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」(林真理子原作・中園ミホ脚本)が、低迷からなかなか抜け出せない。西郷隆盛という題材を描きながら、その面白さを引き出せていない。歴史の流れも見えてこない。  戦闘シーンが描かれてはいる…

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「道の片側のゆるやかな斜面が見渡す限りの…

 「道の片側のゆるやかな斜面が見渡す限りの菊畑で、その中腹にある藁葺屋根の女の家は、まるで黄色い海に揉まれて傾いている屋形船のように見えた」。青森県出身の作家、三浦哲郎が「お菊」という小説で描いたキク畑の情景だ。  青森…

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二酸化炭素(CO2)排出による地球温暖化…

 二酸化炭素(CO2)排出による地球温暖化が大きな問題となっているが、「もう一つのCO2問題」と言われるのが海洋酸性化。温暖化の弊害はよく知られ、オゾン層破壊対策も進んでいる。  一方、酸性化の方は深刻さが増すばかりのよ…

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リスクはあっても、事を前に進めなければ…

 リスクはあっても、事を前に進めなければならない場合はある。でも、この場合はどうか。安倍晋三首相が中国の習近平国家主席と会談し、日中関係を新段階に進める「競争から協調へ」など新3原則を確認した。  27日付の新聞1面トッ…

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某新聞社ニュースサイトに、人工知能(AI)…

 某新聞社ニュースサイトに、人工知能(AI)研究者に「弁護士業は、真っ先にAIに取って代わられる職業だ」と言われたというベテラン弁護士の話が出ていた。この弁護士は「機械(AI)は人間を慰められない(から弁護士廃業はない)…

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「胡桃(くるみ)割る力の指の馴れてきし」…

 「胡桃(くるみ)割る力の指の馴れてきし」(荒川あつし)。秋は木の実が多く取れる季節である。今はクリやクルミなどが代表的だが、かつては多くの種類の木の実が収穫されて食べられていた。  シイの実やトチの実、カヤの実などであ…

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「悪い子はいねがー」「泣ぐ子はいねがー」…

 「悪い子はいねがー」「泣ぐ子はいねがー」。鬼の面をかぶり、蓑(みの)をまとった村の男たちが年の終わりに家々を回る、秋田県男鹿市に伝わる民俗行事「なまはげ」。毎年大晦日にニュースでも流され、全国的に知られている。  本当…

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コンサートのドタキャン騒動を起こした歌手…

 コンサートのドタキャン騒動を起こした歌手の沢田研二さん。70歳になる沢田さんの今回の行動は、当代全く自明なことと受け止められている「顧客本位」に真っ向から挑戦するものだった。  さいたまスーパーアリーナで開催予定だった…

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アジアは発展し変容しつつあるが、変化は…

 アジアは発展し変容しつつあるが、変化は社会だけでなく家族や女性の価値観にまで及んでいる。それを紹介しているのが、東京都写真美術館で開催中の「愛について アジアン・コンテンポラリー」展だ。  中国、シンガポール、台湾、韓…

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<コーヒーにどうして砂糖を入れぬかとまた…

 <コーヒーにどうして砂糖を入れぬかとまた問う母にまた答えおり>。この歌の作者、俵万智さんと同じような経験を持つ人も結構いるのではないか。コーヒーの飲み方の個人的な好みの違い以上に、世代の差を感じさせる歌である。  <コ…

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“風の又三郎”が暴れ回っているように、…

 “風の又三郎”が暴れ回っているように、トランプ大統領の米国は次から次へと難題が襲来している。その一つが、治安悪化と貧困が深刻な中米ホンジュラスなどから2000人以上の集団が米国移住を目指して北上している問題である。  …

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黒部峡谷鉄道の終点、欅平駅(富山県黒部市)…

 黒部峡谷鉄道の終点、欅平駅(富山県黒部市)と黒部ダム(立山町)を結ぶ関西電力の工事用資材の輸送路「黒部ルート」(約18㌔)が、2024年度をめどに一般開放されることになった。  発電設備の保守や工事に使われるルートで、…

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