太田 正利
アフリカ発展に資する支援を
評論家 太田 正利 人材の育成と技術移転 日本は額より高い質で競え 相当前のことになるが、第6回「アフリカ開発会議」(TICAD)がケニアの首都ナイロビで昨年8月27日から2日間開催された。人口12億を擁するアフリカは…
新ミャンマーの出発に思う
評論家 太田 正利 親日国の民主化を祝す 課題に挑むスー・チー顧問 一寸遡ることだが、去年11月8日のミャンマー総選挙で、アウン・サン・スー・チー党首が率いる野党である国民民主連盟(NLD)は歴史的な勝利を得た。すなわ…
中国語教育が及ぶアフリカ
評論家 太田 正利 南アで影響力が急拡大 日本は信頼の蓄積を生かせ アフリカにおいて、20世紀後半には、欧州諸国の植民地化が徐々に衰退し、多くの国が独立していった。それまでの経過をたどると、同大陸は、英、仏、独(第一次…
南・東シナ海の中国人工拠点
評論家 太田 正利 我がシーレーンの危機 軍事に利用される可能性も 中国による東シナ海のガス田開発がらみの海洋施設建設の実態が明らかになってきた。そもそも、日中両国は、既に2008年に日中の中間線に隣接する白樺ガス田を…
安全保障関連法案の成立を
評論家 太田 正利 大転機迎える防衛政策 日本に対する世界の期待大 延長した通常国会でも安全保障関連法案審議の与野党の攻防が続いている。日本の防衛政策は画期的な転機を迎えており、なお法案は難産の過程にある。断続的に審議…
評価すべきG7での安倍外交
評論家 太田 正利 国際政治に存在感示す 中国の現状変更にも「反対」 6月7日からドイツ南部のエルマウ城で開催された先進国7箇国首脳会議(G7サミット)における首脳同士のやりとりは、日本が国際政治におけるプレーヤーにな…
憲法改正待ったなしの時代
評論家 太田 正利 国際社会の危機に対応 国防、緊急事態など明記を 憲法改正については筆者も何回となく論じてきたところだが、最近になって多くのメディアも声を大にしてこの問題を論じている。5月3日、「民間憲法臨調、美しい…
スマホの代わりに文庫本を
評論家 太田 正利 向学心欠かせぬ大学教育 読書積み重ね成果上げよう 「デカンショ、デカンショで半年暮らしゃ…」とは旧制高校でよく唄われていたもの(因(ちな)みに、これは、デカルト、カント、ショーペンハウワー)だが、今…
北方領土問題に心を添えよ
評論家 太田 正利 「固有領土」世界に発信 性悪説的に臨む外交も必要 2月7日は「北方領土の日」だった。「よき敵ござんなれ」――筆者が子供の頃年号を憶えるのによく使っていた手法(!)だが、1853年は、ペリー提督率いる…
日本は日本たる王道を歩め
評論家 太田 正利 憲法改正で抑止力強化 誇りを棄てた国は滅ぶ運命 12月14日の衆議院選挙において自民党は圧勝した。当初、「何のための解散か」という論調も見られたが、結果は呆気なかったという感すらあった。当選者数だけ…
前大戦の史的意義の再検討
評論家 太田 正利 真実に準拠し伝えよう 安全保障に迫られた開戦前 12月8日の真珠湾奇襲で始まった日米戦争……実はその前に多くの前提があった。戦後日本人が刷り込まれた史観は、すべて日本の軍国主義が悪いというもので、現…