両陛下 国民文化祭に御出席
新潟で新たな定例地方公務
天皇、皇后両陛下は16日、新幹線で新潟県入りし、新潟市の朱鷺メッセで開催された第34回国民文化祭と第19回全国障害者芸術・文化祭の開会式に出席された。皇太子殿下御夫妻時代から担ってきた公務で、代替わり後も続けることになった。
開会式で天皇陛下は「幅広い交流の輪が広がり、地域の伝統芸能や文化を見つめ直す契機となり、多くの方が芸術文化に触れやすい環境づくりへつながることを期待しています」とあいさつされた。
両陛下は式後、出演者と懇談。皇后陛下は和太鼓を演奏した耳が不自由な男性(64)に、手話で「ありがとう」と語り掛けられていた。17日は同市の県障害者リハビリテーションセンターなどを訪れ、同日夕に帰京される。両陛下の地方公務は秋田県に続き2週連続。28~29日には国体で茨城県を訪ねられる。