米朝会談再開へ自信、米TVとのインタビューでボルトン氏
北朝鮮の核・ミサイルをめぐる活動が活発化している可能性が報じられる中、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は10日、報道に否定的な見方を示す一方で、米朝首脳会談再開へ自信を示した。
ボルトン氏はABCテレビとのインタビューで、「北朝鮮では常に、さまざまな活動がある。特定の衛星写真について検討するつもりはない」と主張。米情報機関は、北朝鮮の活動を「一瞬も逃さず」監視しており、「北朝鮮の能力がどのようなものなのか見誤ってはいない」と情勢把握に自信を示した。
会談再開については、トランプ大統領は依然「金正恩氏との個人的な関係を確信」していると語り、第3回米朝首脳会談を実施する意向に変わりがないことを強調した。
一方、米政府当局者は、北朝鮮との実務会談はまだ始まっておらず、再開のめどはまだ立っていないと指摘。国務省当局者は匿名を条件に「両国とも、(第2回)会談の結果を消化し切れていない」と、次回会談再開への活動再開は時期尚早との見方を示した。
(ワシントン・タイムズ特約)