東日本、熊本と続く大地震


尾関 通允

予知まだ不可能な段階

経済ジャーナリスト 尾関 通允

 ごく当たり前のことだが、地震にも個性がある。例えば震度、人体にはそれと感じない無感地震から恐るべき被害をもたらす烈震あるいは激震など、震源も地下数十㌔㍍程度のもの、東北三陸をときに襲う大地震のように大津波を伴う例その他。それにしても、4月14日夜に熊本県益城町で発生した地震には、珍しいことが目につく。最初の地震が震度7(マグニチュード6・5)だったのに対し、16日未明には、それより強いマグニチュード7・3の地震が熊本と大分の両県を襲っている。発表では後が本震と言うが、どちらが本震なのか筆者には分かりかねる。


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