日本ラグビーの課題 鍵は新たなヒーローと新監督の手腕


W杯での番狂わせでブームに

 空前のラグビー人気である。ろくにルールも知らないおばさままでもが「五郎丸、素敵ね」と、顔を上気させている。子供たちは腰をかがめ、顔の前で手を合わせて指を立て遊んでいる。もちろん、日本代表の五郎丸歩がキック前に行う、あの「ルーティン」を真似(まね)ているのだ。

 子供の頃からのラグビーファンで、試合中継があれば欠かさずテレビにかじりついていた筆者としては「何を今さら」という気がしないでもないが、日本で開催される2019W杯の成功を思えば、ラグビー関係者としては願ったりの社会現象であろう。


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