「米国を偉大なままに」訴え

　トランプ米大統領は18日、フロリダ州オーランドの集会で演説し、２０２０年米大統領選挙への立候補を正式に表明した。野党・民主党から20人以上が予備選に名乗りを上げる中、今後、再選に向けた活動を本格化させる。

１８日、米フロリダ州オーランドの集会で演説するトランプ大統領（ＡＦＰ時事）

　トランプ氏は、２万人以上の聴衆を前に「今晩、米大統領として２期目を目指す選挙運動を正式に開始する。決して失望はさせない」と力説。新たな選挙スローガンを「キープ・アメリカ・グレート（米国を偉大なままに）」にすると表明した。

　トランプ氏は演説で、株価の上昇や失業率の低下など２年半の好調な経済面での実績をアピール。「われわれの経済は世界の羨望（せんぼう）の的だ。おそらくこの国の歴史で最も素晴らしい状態だ」と強調した。

　中国との貿易問題については「中国が米国の仕事やアイデア、富を盗む時代は終わった」と指摘。再開を表明した中国との貿易交渉については「良い公平な取引でなければ、われわれは合意しない」とも述べた。

（ワシントン　山崎洋介）