パレスチナ各地でデモ、衝突も
エルサレム首都認定に抗議
パレスチナ各地で8日、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに抗議するデモ隊がイスラエル治安部隊と衝突し、少なくともパレスチナ人2人が死亡。パレスチナ自治区ガザでは、イスラエル軍によると空爆でイスラム根本主義組織ハマス戦闘員2人が死亡した。
パレスチナ自治区ガザとイスラエルの境界地域でパレスチナ人数千人がデモを行い、イスラエル軍の銃撃で2人が死亡した。
ガザから8日、3発のロケット弾が発射され、イスラエル軍は報復としてガザのハマス軍事拠点数カ所を攻撃した。ハマスは9日、この攻撃で戦闘員2人が死亡したことを明らかにした。パレスチナ保健省によると、男児を含む15人が負傷した。ハマスは、エルサレムをイスラエルの首都と認定したトランプ氏の発表を受け、新たな「インティファーダ(民衆蜂起)」を呼び掛けている。
(エルサレム森田貴裕)