独が難民政策を修正 実現性は不透明、波紋も


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 メルケル首相は難民返還問題では、「一国の単独決定ではなく、欧州全体の共同対策を取るべきだ」と常に主張してきたが、合意した内容は実際はその発言内容に反し、ゼーホーファー内相の主張を受け入れたものだ。

 同内相によると、合意内容は①欧州内で一度難民登録をした難民は登録先に送り戻す②バイエルン州とオーストリアの国境間に収容施設を設置③ドイツはEU加盟国と難民受け入れに関する2カ国間の行政協定を締結する――、などが明記されているという。ただし、社会民主党(SPD)を加えたメルケル連立政権の与党会合で②は撤回されることになった。


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