甘いバチカンの対中政策 司教任命めぐる暫定合意、延長へ


手を振るフランシスコ・ローマ教皇=7月5日、バチカン市(AFP時事)

習体制下で進む「宗教の中国化」

 バチカンは中国共産党政権とは国交を樹立していない。中国外務省は両国関係の正常化の主要条件として、①中国内政への不干渉②台湾との外交関係断絶、の2点を挙げてきた。中国では1958年以来、聖職者の叙階はローマ教皇ではなく、中国共産党政権と一体化した「中国天主教愛国協会」が行い、国家がそれを承認してきた。それが2018年9月、司教の任命権でバチカンと中国は暫定合意したことから、両国は国交樹立へ大きく前進したと受け取られてきた。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ