春高バレー 佐渡高校にベスト応援賞


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「ベスト応援賞」の賞状を掲げ喜ぶ相田忠明さん=12日午後、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザ(加藤玲和撮影)

 武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都)で行われていた第72回全日本バレーボール高等学校選手権「春高バレー」が12日、閉幕。試合後の各賞授賞式で、印象に残る応援をした高校に贈られる「ベスト応援賞」に42年ぶり出場の新潟県代表・佐渡高校(男子代表)が選ばれた。「郷土に伝わる伝統芸能鬼太鼓と多くの応援者が融合し青一色でまとまった応援席を見てみるとまさにワンチーム。地元愛を感じさせた」ことが受賞理由。
 当日会場に詰め掛けた約650人の大応援団を代表して授賞式に出席した相田忠明さん(45)は「選手たちはベスト4を狙っていた。ベスト4になれば一つのコートで応援を見せることができたが、それでも郷土愛を見せることができてよかった」と喜びを語った。

 授賞式には、出席できなかった佐渡高校の源氏篤史監督も試合当日は「これだけの応援は佐渡だけじゃないでしょうか。本当にありがたいです」と話していた。初戦敗退となった佐渡高校だが、都内で練習試合6試合をこなすなど、すでにインターハイ予選の準備に入っているという。

 ベスト応援賞は佐渡高校のほか沖縄県代表首里高校(女子代表)、東京都代表共栄高校(女子代表)が受賞した。