「50代のリセット」を考えよう


秋山 昭八

起業こそ新しい働き方

弁護士 秋山 昭八

 「長期雇用」と「年功給」は雇用や賃金に硬直性をもたらす日本的慣行であるといわれてきた。しかし、製造業のような第2次産業において、長期雇用は労働者の技能・技術の向上と雇用の安定に寄与し、これによって生産性の向上が図られてきた。熟練した労働者を養成するには、職場での実務経験を積み重ねる必要があるため時間とコストがかかり、受け入れた企業は育成に要したコストを回収し、優秀な労働者を手放さないよう長期雇用と処遇を確保してきた。


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