英歴史家が捉えた対日戦争


小林 道憲

アジアの西洋への反逆

哲学者 小林 道憲

 イギリスの歴史家・バラクラフは、『現代史序説』(An Introduction to Contemporary History)の中で、次のように言っている。

 「ヨーロッパ諸国の植民帝国が1947年以後あいついで崩壊したのは、外からの圧力と世界政局の影響によるところが大きかった。アジアでは、イギリスも、フランスも、またオランダも、1941年から45年にかけて日本から受けた痛手から二度と回復できなかった」と。


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